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ヒ (日)[にち, ひ]
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・ 日 : [にち, ひ] 1. (n-adv,n-t) sun 2. sunshine 3. day
ヒ (日)[にち, ひ] ヒ(日)は古代の神名や人名の語尾につけられる称号。天皇およびその伴造(ともがら)を表す天孫・天神系の称号として用いられた。地祇・国神系を意味するヌシと対照をなす称号である。「ヒ」はヒコやヒメの語源でもある。
==神名・人名のヒ== ヒ(日、毘、比、氷)は神名や始祖名に見られるが、一般人名にはほとんど見られない〔一般人名にはヒの派生語であるヒコやヒメが用いられている。〕。「ヒ」は皇室、物部氏、そして大伴氏の系譜にのみ集中している。代表的なものに、皇室の始祖タカミムスヒ、物部氏の始祖ニギハヤヒ、そして大伴氏の祖アメノオシヒとタケヒがある。物部氏と大伴氏は天神系氏族の代表であり、天孫族である天皇の伴造(ともがら)の中心である。一方で天孫・天神系氏族にヌシの神名や称号はほとんど見られない。ヌシのもつ神名や称号は地方首長的な出雲系譜や地祇系にのみ集中している。これは「ヒ」に代表されるヤマト王権の支配層が「ヌシ」に代表される地方首長と対立するグループであったことを意味している〔溝口睦子「記紀神話解釈の一つのこころみ」『文学』1973-1974年。〕。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ヒ (日)」の詳細全文を読む
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